PADOBO GRAND-PRIX
店舗情報

第6回 パドボグランプリレポート

 
大会名  第6回パドボグランプリ
主催   パドボグランプリ実行委員会
後援   鎌倉市  
      鎌倉マリンスポーツ連盟
公認    SPBA スタンドアップパドルボード協会
企画    2WMS パドボ事業部  
運営    パドボグランプリ実行委員会  アクアティック 
     セブンシーズ   Hilohana  鎌倉ハイサーフ
 
災害にへこまず、風にもめげず、雨にも負けず、
がんばりました!!

3月11日に発生した大地震と大津波、それに伴う原子力発電所の大事故はいまだ終息のめどが付かず、10万人を越える人々が苦難の避難生活を強いられておりますことに、心よりお見舞いを申し上げます。
本大会の開催につきましてパドボグランプリ実行委員会では、被災していない私たちが「海で楽しむこと」を継続してゆくことで、マリンスポーツや水上レジャーの普及に、ひいては関係業界の発展に寄与してゆこうと考えました。
本大会は、東日本大震災と津波被害の復興チャリティーイベントとして開催され、収益金から諸経費をのぞいた金額を、災害復興に携わる各団体への支援金として寄付いたします。
開催趣旨にご賛同くださり、たくさんのご協賛をいただきました各社に、心より御礼を申し上げます。
また地元鎌倉をはじめ各県から、遠路はるばる遠征してくれました選手の皆様方のパフォーマンスは最高でした!
本当にお疲れさまでした。
お陰さまで成功裏に終了することが出来ました。

また、マリンスポーツフェアにボランティアでお力を貸してくださいました関係各位の皆さまに御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

 
風のパドボグランプリ

風薫る5月というより、容赦ないオンショアの大会となった。

この3日間吹き続けた南風は日本海沿岸に延びる梅雨前線によるものだ。

 

思い返すと2006年「第1回 パドボグランプリ」も同じように、10m/secのオンショアが吹き付ける中で開催された。冬の重たい風だった。
その当時は選手全員がまだ初心者で、ボードに座ってのパドリングをOKにしたのだが、それでも上マークにも行かれずに流されてしまう人が何人もいた。

それから5年後の第6回パドボグランプリでは、もはや座って漕ぎつづける選手はいない。風下に流されてしまう選手もいない。
60歳以上も女性もジュニアも全員が立派に完走したのだ!!

 
パドボを発売して以来、わずか5年間にライダーたちの技術の進歩には、仕掛け人の私たちにしても、まったく目をみはるものがある。

2011年のパドボグランプリは、この未曾有の大災害を乗り越えて、
向かい風に漕ぎ続けるスタンドアップパドルボーディングの将来に、
更なる進歩と無限の可能性を予感させる記念大会となった。

 
オンショアのウェイブ パフォーマンス


「波があるからサーフィンする」当然!ウェイブからのスタート

どんよりとした空が急速に澄んで、海は青く波頭は白く、山は新緑に映えて美しい鎌倉の風景が現れた。
見渡せば、由比ガ浜全体で大勢のサーファーが楽しんでいる。
鎌倉は日本のサーフィンの最前線にいて、今も常に進化し続けているのだ。
その最先端がパドボグランプリだ!


今日のフェースはヒザ〜モモぐらい。波のピッチが早くインターバルは狭い。
カレントも強い。風は強く、レギュラー側からのクロスオン。

予選はメンズが8ヒート、各ヒートから2名が次にラウンドアップして、決勝まで3ラウンド。
ウーメンズは予選が
2ヒート。2ラウンド目で決勝という流れ。

昼には潮が引いてしまうので、午前中に予選ヒートを全て消化したい。

1ヒートは12分間。ビーチスタートで、マキシマムウェィブカウントは6本とした。

6本以上乗ってもよいけど、七本目以降のライディングは点数が付かないので、ペース配分を考えること。波数はじゅうぶんにあるので、あせらずによく観察して、長く乗れる良い波をキャッチすることが重要だ。

 

ウェイブジャッジを務めたのは、ブルワーサーフボード社長、和田浩一  日本サーフィン連盟・鎌倉支部長、熊倉衆一郎  日本サーフィン連盟の理事でも大忙し、マキシムウエットスーツの重鎮、相馬誠がAポイント

プロサーファーの関野聡、竹中伸一、奥田哲がBポイント

 

予選ヒートを勝ち上がり次に駒を進めた選手は、プロの肩書きを持つか、地元のパドボユーザーだった。
沖縄からエントリーした2名の選手もラウンドアップ!!はるばるようこそ、鎌倉
 
  
パドボグランプリを楽しんでね!
 
サーフスラローム

「これ、やりたかったの!」(運営サイド)

 

パドボグランプリはスタンドアップパドルボーディングの競技方法を開発し、皆様のご協力のもとに実験することを開催目的としている。

ブレイクする波の中にマークを設定することにより、レースでありながら波乗りの技術が重要なファクターとなる「サーフスラローム」をやりたいと、常々思っていたのだ。

今大会は、競技実験として最高の機会に恵まれたと言ってよい。

荒れた海面を突き進み、ブレイクするスープの中で横波を受けながらマークを回航するという、過去最高のテクニカル戦を開催できたことをうれしく思う。

各ヒートのビーチスタートではワイプアウトも続出。最後に波をキャッチしての逆転もありゴール間際に痛恨のパーリング(サーフィン用語でバウ沈のこと)もあり、ヒート毎に数々のドラマが生まれた。初めてのサーフスラロームを選手それぞれに、みんな楽しんでくれたと思う。


スラロームのリザルトはこちらhttp://www.padobo.com/2011SLALOM.pdf

 

昼休みのイベントは・・・
チャリティーオークションと津波警報サインを広報

「災害復興に携わる各団体への支援金として寄付します」と宣言したからには、それなりな金額にしたい!というのが実行委員会の切なる願い。稼ぎの綱(?)はオークションだもんね〜

協賛各社から提供されたいろいろな物が提供されたのですが、本当に時間が短くて、全てを販売できなかったのが残念。
imaのパドボ爆釣セットやD−SURFのボードケース、CAPのボードドーリとチャリンコキャリア、MAXIMやHOTLINEのウェットスーツ、PADOBOのBig-Funなどなど、どれも相当なお買い得でした!


 
「命を守る」大事なお知らせ

「覚えておこうね!オレンジ色のフラッグは緊急避難指令のサイン」

 

近い将来、太平洋沿岸に大地震が発生することが予測されているが、海上にいると地震を体感することが無いままに津波の危険にさらされてしまう可能性がある。鎌倉マリンスポーツ連盟では、津波警報発令時に大きなオレンジ色の旗を海岸沿いに掲揚することを考案した。マリンスポーツを楽しむ人の安全のために、すぐにも実施できる取り組みだ。オレンジ色のフラッグ掲揚の意味を知ってもらうために、この場を借りて広報した。

この取り組みは神奈川県から全国に向けて発信される。やがて、全国的にオレンジフラッグが津波警報発令の合図として導入されることになるだろう。パドルボーダーのみなさまにも周知徹底していただきたい。どうぞよろしく!!
 
「津波警報」時の告知フラッグ

鎌倉マリンスポーツ連盟では、海に出る時に
携帯電話を持つことを勧めるとともに
このオレンジフラッグの啓蒙活動を行います。

 
続・オンショアのウェイブ パフォーマンス
2ラウンド目から決勝戦へ


梅雨の走りのような今日の天気は、午後から前線が太平洋岸まで南下することにより、ところにより激しい雷雨が予想されている。風雨はともかくとして、雷はヤバイ!

「ゴロゴロ・・・」と鳴り出したら、そこでコールドゲームにするしかない。

お昼ごはんも早々に雲行きを気にしながら、次々にスケジュールを消化してゆく。

 

第2ラウンドから再開したウェィブはジャンクなコンディションながら、各選手のテクニックの見せ場も多く、会場全体がひとつになって盛り上がった。

プロサーファーを退けて優勝したのは、沖縄県からエントリーした片倉選手。
実は神奈川県大磯町出身のショートボーダーなのだ。

レディスは岡崎友子が初出場、当然のように初優勝。

ウェィブのリザルトはこちらhttp://www.padobo.com/2011WAVE.pdf

 
  
 
最終レース、
押し寄せる怪しい黒い雲を考慮して距離を短縮
強風の中でのスタートは「ルマン スタイル」

最後の最後になったレースは、全員参加の基本種目。
だけど「もういい!」とか
「もうだめ!」とか
「もうむり!」というご意見もチラホラ・・・5名がDNS(did not start)を宣言してリタイヤ。
うん、いや、わかるよ・・おつかれさん。


とは言え、この頃に少し風が弱くなった。青かった空がくすみ、黒い雲がじわじわと全天を覆いつくそうとしていた。雷が鳴り出す前にやっつけよう!

参加選手は波打ち際にボードを並べて、数メートル離れて横一列に整列。
スタートの合図で走って行ってボードに乗り込む「ルマン式スタート」を初採用した。
「ルマン」とはフランスで歴史あるカーレースの名称。初めの頃はドライバーが走ってレーシングカーに乗り込むスタート方式であったことから、それにちなんで名付けられた。

さて、ホーンと同時に一斉に駆け出す選手たちの背中に大きな声援が飛ぶ。
リーシュコードを早く付け、ボードとパドルを持って水に浮かんだ者が早い、とは限らない。
次々にブレイクするホワイトウォッシュを越えて、最初のマークまでは大差なかったのだが、上マークを回ってからの永松選手の下りのスピードはただ事じゃなかった。
あれはダウンウインド用のボードだったのかな?ダントツのスピードで下マークを折り返した時点で、まだ上マーク付近には半数以上の選手がいたのだ!
ほとんどの選手とコース半分ほどの差を維持したまま、永松選手がぶっちぎりのスペシャルクラス優勝。続けて村林選手、松山選手。の次にゴールしたのはパドボユーザーの木原選手。オープンクラスの優勝です!おめでとう!

リザルトはこちらhttp://www.padobo.com/2011RACE.pdf

 

自己紹介のコーナー
ジュニアクラス、現在12歳の小西昇太郎選手

全ての種目に出場し、あの風の中で、スタートから誰の助けも借りずに一人でレースをこなし、最終レースではオープンクラスから出走した42名中、26位でゴールした。これには当人の親でさえもビックリしたそうだ。



12歳ともなれば一人前の競技者なのだ!
昨年までジュニアクラスだった柄本海選手も12歳にして、全てを一人でこなしていた。
その柄本君は、現在サーフィンのプロツアーに参戦している。
この2名、スタンドアップにおいて将来のトッププロに最も近い存在なのかもしれない・・・・
 

ゲリラ豪雨に見舞われた表彰式と閉会式
土砂降りの浄化にしばし呆然・・・・

あとちょっとで終了というところで降り出した雨は、あまりにも激しく、
みんなあっけにとられているうちに
全てがびしょぬれになってしまった。

トロフィーを並べたテーブルでは
鎌倉市長杯になみなみと雨が注がれていた。

総合リザルトはこちらhttp://www.padobo.com/2011Results.pdf

 
 

総合優勝「鎌倉市長杯」は
永松良章選手と
岡崎友子選手に授与されました。
おめでとうございます。

恒例のシャンパン ファイトは自粛しました。



雨に叩かれた表彰式では、
せっかくの写真もこのとおり・・・
レンズを流れる雨で、滝に打たれる行者のようです・・・

 
   では、気を取り直して
恒例のヒーローインタビュー
 

レディスクラス全種目1位で完全優勝した
岡崎友子選手は、あまりにも有名な女子。


世界中を飛び回る彼女へのインタビューは、当然メールで・・・
返信が無いときは電話も忘れずにね。
「ハ〜イ、友子、元気だよね。メール見といて、よろしくね!」



T)みゆきさん、メール遅くなってすみませんでした。
今石巻から気仙沼に移動中で車の中の時間を利用して、
友人にワイファイ借りてます。簡単にお答えメール送ります。



M)では、簡潔に、出身地と現住所を教えて 


T)出身と育ちは鎌倉由比ガ浜、第一小学校です。
今はマウイがベースで一年の大体半年くらいがマウイ、それ以外が日本、バハ、アラスカ、その他 旅しているという感じです。
去年はマウイがちょっと長くて日本に一回しか帰ってこれませんでした。



M)鎌倉の不在ローカル・友子が、ウインドでデビュー出場したメジャーレースと、その後のキャリアは?



T)初めて出たのは高校生のときの材木座であった仮装レースで今井雅子と一緒に出ました。
でもまだまともに乗れる状態ではなかったかな・・・
その後 学連に一年いて 新人戦でメンズに混じってトップ5に入り、その後すぐウエイブだけをするようになりました。
ウエイブではワールドカップ ウエイブラインキング 2位になった 年がありますが、ランキングやポイントを追いかけるのは純粋に上達することとは限らないのだと感じ、マウイで練習しながら旅するようになりまし た。



M)そうですね。友子の素敵なライフスタイルだよね・・・
友子は、間違いなく、ホキパで一番元気な女の子です。
では、友子にとってのSUPとは? 好きな遊び方(スタイル)を教えて。
 
T)どんなコンディションでも楽しめるような遊び方があること。
自由の象徴です!
人がいないところに漕いで行けるし、
きれいな海ですばらしい景色を堪能した り、
小波でみんなと「キャっキャ」って、ふざけあったり、
大波でどきどきしながらドロップしたり、
運動不足のときにランニング代わりに、
魚を釣るドキドキ感を味わえたり
(それまで釣りなんてまったく興味ありません でした)
マウイでは強風のなかダウンウインドをするのも大好きです!!


M)「自由の象徴」というのが、とても友子らしい。
ハワイでの遊び方はダイナミックだし、その中で遊んでいる友子は
何をやってもすごいよね〜!!
以前からパドボグランプリを見ていたましたね、
パドボグランプリに初出場の感想は? 最も面白かった種目は?


T)どれもすべて面白かったです。
ハードだったけど、チャレンジングで自分の限界をプッシュするという意味では、
うまい人もビギナーの人も
みんな 自分をプッシュできた大会だと思います。



M)「やれば本気」の気迫ですね。全種目制覇は、さすがです。
では、パドボグランプリに関するご意見やご要望をどうぞ。
または今後、この大会に期待することがあれば、言ってみて。


T)いろんなタイプのスタンドアップ愛好者が集まって親睦を深められるすばらしい大会なので、これからもぜひぜひ続けてください。
それに大先輩たちや懐かしい海 の仲間ともたくさん再会できました。
個人的にはチーム対抗リレーは絶対盛り上がるのでやってほしいです。
県対抗でもいいし、ビーチでもいい。
3人一組くら いでやってもいいし、5人でもいい、ビーチから見えるコースでやって声援もして、絶対楽しいと思います。


M)はい、それは「ぜひ、やりたい!」と前から望むところなのですが
「1日では、やりきれない」のが実行委員会の本音です。
大会を2日開催とするなら、いろいろお金もかかるし、
参加する選手みなさんの準備も大変です・・・
やがて関係各位の皆さまの熱意と、サポートで、いつか「パドボグランプリ チーム対抗リレーゲーム」を開催したいですね!友子も応援してね。


T)さとるさん、みゆきさん
(オーガナ イズだけでなくアナウンスからランチ販売からなにから何まで、ほんとに3人くらいみゆきさんがいるみたいでした!)
 そしてスタッフ、オーガナイズの皆様本当にお疲れ様でした。
あれを一日運営するのは本当に大変なことだと思います。
ありがとうございます。
賞品でいただいたもの(ボードキャリアー以外)は、買っていただける人がいたら易く買っていただいて、
それをまた震災の寄付にさせていただきます。
ありがとうございました!


 M)こちらこそ、ありがとう。
女子の底力を見せつけていただきました。
では、友子のブログを紹介しましょう。
www.windmaildiary.blogspot.com

第7回PADOBO GRAND PRIX 2012
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